ホーム >Pick Up! >防災コラム >寒い時期の防災準備は大丈夫? 冬の災害時に活躍する防災グッズ
寒い時期の防災準備は大丈夫? 冬の災害時に活躍する防災グッズ
だんだんと寒い季節になってきましたね。
これから本格的な冬の到来です。
ところで皆さんは「冬の防災グッズ」の準備はできていますか?
冬は寒さを想定しなくてはならないため、
他の季節に比べると用意しておかなくてはならない防災グッズが増えるのをご存知でしょうか?
今回は、冬に大活躍する防災グッズについてご紹介したいと思います。
▼ 想定される冬の災害・アクシデント
場合によっては、自宅からなかなか出ることができず、不便な生活を送ることもあるかもしれません。
想定される「冬の災害・アクシデント」を3つピックアップしてみました。
1、突然の大雪
冬と言えば「雪」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
パラパラと降って積もる程度の雪であれば問題はないのですが、
大雪になってしまうと生活に支障をきたす場合があります。
突然の大雪に遭遇すると、自由に買い物へ出かけることができないので、
食料不足に悩まされる可能性が想定されます。
2、凍結
室内と屋外の気温差があると、
水道管が凍結したりガスの安全装置が作動して停止することがあります。
水道もガスも通常通りに使えるようになるには時間がかかります。
特に冷え込む朝に凍結することが多いので、通学や通勤前に慌ててしまい、
結果事故を起こしてしまう可能性も考えられます。
3、暖房器具の故障
冬に欠かせないのが暖房器具ですよね。
暖房器具と言えば、ストーブ・エアコン・オイルヒーター・コタツなどが挙げられます。
暖房器具にも寿命があるので、いつかは壊れてしまう時が来ます。
突然故障してしまったら、当然ですが寒い部屋の中で過ごさなくてはいけません。
また、暖房器具には火災等を起こしてしまう危険性もあります。
▼これで安心!冬に大活躍の防災グッズ
上記で挙げたような冬の災害・アクシデントが発生したときに慌てないために用意するのが、
冬の防災グッズです。
おすすめの防災グッズを3つピックアップしました。
ご家庭の防災袋に今のうちにプラスしておくことをおすすめします。
▼「ブランケット」は必須!
ブランケットは「冬の万能アイテム」といわれるほど、
冬の防災用品には欠かせない存在です。
ブランケットは体をおおうことができるので、体温を奪いにくくする働きを持っています。
他にも床にブランケットを敷き、その上に座ることで冷えを直接感じずに済みます。
家族一人につき一枚の用意があると安心ですね。
また、最近注目を集めているのが「防災アルミブランケット」(下写真)です。
防災アルミブランケットは、広げる前の大きさは文庫本ほどで、
持ち運びも保管も便利なのが特徴です。
アルミ素材を使用しているので、
普通のブランケットよりも熱を逃がしにくい構造になっています。
使い終わったらすぐに捨てることができるので、処理に困りません。
▼冬には体温を上げる「非常食」を
大雪で外に出れないときなどに役に立つのが非常食です。
1日分でも用意があれば、大雪の日の無理な外出を避けることができます。
大雪の日の外出は、思わぬ事故につながる可能性があります。
用意する非常食は、スープなどの体を温めるものがおすすめです。
缶のものですと賞味期限が長く安心です。
最近のスープ缶は、缶独特の匂いが少ないように改良されていて、
味も本格的なものが増えてきているのでオススメです。
また、食品を加熱する時にはの発熱剤も発売されているので、
非常食とセットで用意しておくことをおすすめします。
非常時でも温かいスープやご飯が食べられるのは嬉しいですよね。
▼冬定番の防災グッズ「使い捨てカイロ」
急に暖房器具が故障したときなどにおすすめなのが、使い捨てカイロです。
使い捨てカイロは長時間にわたって温かい熱を発するので、
緊急時に暖房器具代わりの役目を果たしてくれます。
使い終わったら捨てられるので、処理にも困りません。
まとめて購入すれば1枚当たりの価格も安くなるので、多めに準備しておくことをおすすめします。
先ほどご紹介したブランケットに張り付ければ、簡単なコタツのような役割も果たしてくれますよ。
ただし、使い捨てカイロの使用で気を付けたいのは「低温やけど」です。
カイロは必ず衣服の上から貼り、直接皮膚へ触れないように気を付けましょう。
▼まとめ
◆冬の災害・アクシデントは
「大雪」「凍結」「暖房器具の故障」などが挙げられる
◆普段の防災用品にプラスして、
冬の災害・アクシデントを想定した準備をしておくことが大切
◆体を冷やさないアイテム、
体温を上昇させるアイテムを日頃から用意しておく