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熱中症に注意!

長い梅雨が明け、今年は一気に暑くなり、大変ですね。

30度以上の日が続くと、体力も奪われ、夜も寝苦しく、食欲も減ってしまったりと、体調を崩しがちです。高温はもはや気象災害といっていいでしょう。

熱中症で、毎年命を落とされる方は、500名を超えるといわれています。特に幼児と高齢者は、要注意です。といっても自分自身で注意できない方に危険がありますので、周囲の方々、ご両親や、ご家族、近所の方々で声を掛け合い、命を守りましょう。

子どもの様子を観察

幼児の「疲れた」は熱中症の可能性があることを踏まえておいてください。

子どもの熱中症を防ぐポイント

① 顔色や汗のかき方を十分に観察しましょう。子どもを観察したとき、顔が赤く、ひどく汗をかいている場合は、深部体温がかなり上昇していることが考えられます。涼しいところで十分な休息を与えましょう。

② 適切な飲水行動を学習させましょう。のどの渇きに応じて適度な飲水ができるよう自由飲水の能力を磨きましょう。

③ 日頃から暑さに慣れさせましょう。日常のなかで適度に外遊びをし、暑熱順化を促進させましょう。

④ 服装を選びましょう。幼児は衣服の選択・着脱に関する十分な知識を身につけていません。そのため保護者や指導者は熱放散を促進する適切な服装を選択し、環境条件に応じて衣服の着脱を適切に指導しましょう。

幼児は特に注意

気温が高い日に散歩などをする場合、身長の低い幼児は大人よりも危険な状態になります。その理由は、晴天時には地面に近いほど気温が高くなるからです。

通常気温は150センチの高さで測りますが、東京都心で気温が32.3度だった時、幼児の身長である50センチの高さでは、35度を超えています。また、さらに地面に近い5センチでは、36度以上でした。

大人が暑いと感じている時は、幼児はさらに高温の環境にいることになります。ペットなどの散歩も要注意ですね。

高齢者の注意点は?

高齢者の方は次のことに気を付けましょう。

① のどが渇かなくても、水分補給すること

② 部屋の温度をこまめに測ること

③ 適度に体を動かすこと

高齢者が熱中症にかかりやすい理由は?

① 暑いと感じにくくなる

② 発汗量・皮膚血流量の増加が遅れる

③ 発汗量・皮膚血流量が減少する

④ 体内の水分量が減少する

⑤ のどの渇きを感じにくくなる

などがあげられます。

高齢者のお世話をする方は、

【体調】元気かどうか、食欲はあるか、熱はないか、わきの下、口腔内の乾燥具合はどうか

【具合】体重、血圧の変化、心拍数、体温

【環境】世話をする人がいない間の過ごし方、部屋の温度や湿度、風通し、換気、日当たり

これらに注意してあげてください。

熱中症が疑われる時は?

熱中症を疑う症状がみられた場合は、すぐに適切な処置をお願いいたします。

※症状→めまい、失神、筋肉痛、硬直、大量の発汗、頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、意識障害、高体温など

呼びかけに答えない場合は、救急車を呼びましょう。

応答がある場合、まず涼しいところへ避難し、服を緩めて体を冷やします。

首、わきの下、太ももの付け根など集中的に冷やすといいでしょう。

回復しない場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

自分は大丈夫という過信をせずに、暑さ対策をしっかり行い、自分と周りの方の命を守りましょう。その日の天気や予想気温を確認し行動することも大切です。

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