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降雪時の車の運転について

日本では、国土の半分以上が豪雪地帯に指定されており、約2,000万人もの人々が豪雪地帯で生活を営んでいます。
また、雪害には地域住民だけでなく、冬山登山やスキー、観光などで豪雪地帯を訪れる多くの人々が被害に遭っています。

気仙沼市は比較的積雪の少ない地域ではありますが、今回はその中から雪道での運転について考えていきましょう。

▼ 路面の凍結にはご注意を!

降雪時に車に乗る際は次のような路面に注意しましょう。

・圧雪

踏み固められた雪の事を「圧雪」といいます。ドライバーからは白く見え、表面のみ凍ってつるつるの光沢ができ、滑りやすい状態です。
圧雪は降雪が1cm以上あり、雪が降った後早い時期(おおよそ24時間以内)に出来やすくなっています。

・アイスバーン

アイスバーンは、氷のようになった路面のことで、ドライバーからは透明又は黒く見え、非常に滑りやすい状態です。

・ブラックアイスバーン

ドライバーからはただの濡れたアスファルトに見えるのですが、実は氷で覆われていて非常に滑る状態です。この路面状況は、これといって判断する方法がないので、低気温時は「路面が黒く見えたら要注意!」と覚えましょう。
特に、冷え込む夜間や朝方や日陰などは要注意です。

▼凍結しやすい場所は?

次の場所では特に路面の凍結に注意しましょう。

・交差点

交差点のある箇所では、車が発進や停止を繰り返すことによって、圧雪や凍結路面が摩擦熱で融けて、タイヤとの間に水滴ができるため、路面が非常に滑りやすくなることがあります。

・橋

橋の上ではほかの区間と異なり夜間には橋の下からも熱が奪われるので、路面の温度が低下しやすく、ほかの路面が凍っていなくても橋の上だけは凍結していることがあります。

・トンネルの出入口

トンネルなどの出入口は日陰になることが多く、局所的に路面が凍結している場合があります。また、トンネルの中と外の明るさが極端に異なることで状況が見えにくくなることも考えられます。トンネル出入口付近での突然の路面変化に備え、走行には注意しましょう。

▼雪道での運転のポイント

凍結路面を運転する際は次のポイントに注意しましょう。

・坂道運転

あらかじめ適切なギアにシフトダウンし、アクセルを一定にしましょう。急ブレーキやシフトダウンは尻振りやスピンを招きます。
また、下り道ではエンジンブレーキを活用しましょう。

・カーブ

カーブの手前で十分に減速してから進入し、カーブ中は控えめな速度を一定に保って走行しましょう。

・ブレーキング

急ブレーキをかけるとタイヤがロックしてグリップを失い、止まれなくなります。ブレーキは普段より手前からソフトにじわっと踏むようにしましょう。

▼最後に

市内では路面凍結によるスリップ事故が多発しています。
決して油断せず、安全運転を心がけるようにしましょう。

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