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防災訓練

新年おめでとうございます。

今年は例年に比べ雪が少なく、みなさん過ごしやすい新年をお迎えかと思います。

新年、消防出初式を目にした方も多いと思います。
災害に対する常日頃の備えとして、家具の固定や備蓄、防災マップをもとに家族で話し合うことはもちろん大切ですが、「防災訓練」という備えを必ず、職場や地域、家族で行ってください。
いざというときの行動は、いくら頭の中でわかっていても、練習したことの無いことを完璧にこなすことはどの分野でも難しいことで、まして緊急時、慌てふためかず、正確な判断・行動ができるかどうかは、日ごろの訓練にかかっているといっても過言ではありません。

防災訓練

実技的防災訓練として次のようなものがあげられます

1.非常参集訓練
2.消火訓練
3.救助訓練
4.応急救護(手当)訓練
5.非常電源切替訓練
6.避難(誘導)訓練
7.徒歩帰宅訓練
8.避難所開設・運営訓練(炊き出しを含む)
9.シェイクアウト(一斉地震防災訓練)など

みなさんの職場や地域ではどのような訓練をしていますか?

ここでは、1.非常参集訓練、4.応急救護(手当)訓練、7.徒歩帰宅訓練についてお話します。
日ごろから非常食の備蓄をお願いします。

非常参集訓練

災害は時間を選びません、必ずしも責任者がいる勤務時間中や自主防災組織の役員が地域にいる時間帯に発生するとは限りません。
実際、最近の災害の多くは、夜間や土日・休日に発生しています。
また、応急対策計画で非常参集の途中で被害状況を調査してくるように決められている場合も多く、自宅から実際に非常参集する訓練を行うことで、途中の道路の通行可否や被害状況をイメージすることができ、いざというときの参集ルートを考えるきっかけになります。

応急救護(手当)訓練

災害時のけがや急病にその場で対応するときに必要となる、止血法、心肺蘇生法、骨折固定法、AED(自動体外式除細動装置)の操作、負傷者の搬送などを訓練します。
通常、普通救命コースト上級救命コースの二つがあり、リアリティをもたせるために、けが人役にメイクを施したり、けが人役が泣き叫ぶなどの演出をすることもあります。
また医療機関や救護所などでは、負傷者の症状に応じて医療対応を選別するトリアージ訓練も重要とされています。

徒歩帰宅訓練

大都市では通勤距離が長く、災害で交通機関が被害を受けると徒歩帰宅を余儀なくされます。
都心に集まる多くの人が一斉に徒歩帰宅をすれば、途中で混乱が起きる恐れが強く、そのような混乱を避けながら、どのようにして帰宅するか、帰宅するタイミング、帰宅ルートの安全性、事前に準備しておくべきもの(帰宅ルート地図、運動靴、飲み水など)や家族の安否確認方法をチェックしておくためにも実際に徒歩帰宅をしてみることが重要です。

大都市圏でなくても、非常参集訓練と同様、災害時の緊急対応として、自分の通勤ルートがどのような被害を受けるかイメージすることが大切で、万が一のために、徒歩ではどのくらい時間がかかるのか、危険個所はどこか、確認する必要があります。

1月17日は阪神淡路大震災が起こった日です。 
災害を忘れず、教訓を必ず生かすためにも、訓練をしてください。
ラヂオ気仙沼では、生放送の時間帯、毎時10分ごろに「天気情報」、毎時30分ごろに全国ニュース、毎時40分ごろに道路交通情報を放送しています。あなたの生活のライフラインとして、ぜひラジオを活用してください。

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