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119番通報について
突然、事故や火災を目の当たりにしてしまうと、いくら日ごろから心構えがあっても人間はあわててしまうものです。火災の発生や急病、ケガは119番、交通事故のケガの際は119番と110番の通報が必要です。あわててしまうことにより冷静さや判断力が低下し、110番と119番を間違えてしまったり、この番号を思い出せない人もいるといいます。
救急隊員が速やかに出動するためには、通報者の冷静な判断と的確な情報が必要です。
緊急の場合は、119番へ通報をしてください。
119番通報の流れ
①正しい番号に発信する。あわてず落ち着いて119番へ。
②消防署に電話がつながると、火事ですか?救急ですか?と聞かれますので、通報した方は、「火事です」または「救急です」「救助です」などと伝えてください。
③場所はどこか。この通報を受け、消防車または救急車が向かう場所を伝えてください。自宅でしたら住所が伝わりやすいでしょう。もし住所がわからない場所は、目印になる建物、道路(国道〇号の○○交差点など)、または近くのバス停名などを伝えるとよいでしょう。そのほか、「○○公民館から南に100メートル進んだところ」など分かることを伝えるようにしましょう。
④状況を伝える。「自宅の台所が燃えています」「子どもがおもちゃを飲み込みました」「おじいさんがお風呂場で倒れました」「車が道路からはみ出し土手にぶつかり、運転席に人が乗ったままです」「自転車と車がぶつかり、自転車の人が起き上がれません」など、何がどうなっているか伝える必要があります。
⑤自分の名前を電話番号と伝えてください。私は○○といいます。電話番号は○○○です。消防からの折り返しの電話でさらに状況を聞かれる場合があります。
119番通報をした後は?
緊急時の通報をしたあととるべき行動について、現場にいる通報者にお願いしたいこと。
火災発生の時
①まちがっても忘れ物などを取りに延焼中の建物の中に戻らないようお願いします。
②大きな建物が燃えている時は、炎が大きく、火の粉が飛んでやけどをすることがあります。可能な範囲で、ドアや窓を閉め、炎から離れた安全な場所に避難し、消防隊が到着したら案内をお願いします。
③消防隊員が到着したら、逃げ遅れた人がいないか、ケガをした人はいないか、などの情報を伝えてください。
救急の時
① 救急車が到着するまでには平均8分かかります。それまで傷病者に付き添いをお願いします。
② 救急車が近づいてきたら、「こちらです!」と案内をお願いします。
③ 傷病者の保険証、お薬手帳の準備をお願いします。
最後に
119番に電話をかけることは、多くの人にとって一生の間に数えるほどしかなく、緊急のときなので、慌ててしまいがちです。 119番をかけたら、まずは落ち着いて、指令課員の質問(問いかけ)に「ゆっくり・正確・はっきり」と答えてください。「緊急時にそんなこと・・・」とおっしゃる方もいるかと思いますが、誤った通報内容や早口ではどこで、どんな状況なのかわからず、到着が遅れてしまします。
正確な通報は、一刻を争う消防の大きな助けとなりますので、ご協力をお願いします。