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防災教室 -台風、その時の行動は?-

台風の覚えておくべき5つの特徴

①前線や気圧配置等の状況によって、 台風から離れた場所でも大雨が発生することがある。

②台風の進行方向の右側では、台風本体の風と、台風の周りの風が同じ方向に吹くため、風が強くなる。

③日本での台風の最多発生は1967年で、年間39個にものぼった(1951年~2016年の年度別発生数)。

④2000年から、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には、「トカゲ」や「ハト」等、日本語の名前が付けられているものがある。

⑤夏は太平洋高気圧に覆われ、偏西風が弱いため、夏の台風は秋と比べて進み方が遅く、複雑な動きをするものが多い。

「強風域」と「暴風域」、一体なにが違う?

台風の「強風域」とは、主に平均風速が毎秒15メートル以上の領域のこと、一方で「暴風域」とは、平均風速が毎秒25メートル以上の領域のことを指します。なお、台風の「大きさ」は強風域の半径で区分しており、500km以上800km未満が大型(大きい)、800km以上が超大型(非常に大きい)となります。

「台風の目」を追いかければ、傘いらず?

「台風の目」は、台風の中心付近で風が弱く、雲が少ない部分を指します。しかし、実際に台風の目に入ると「台風が通過した」と勘違いしてしまう危険があります。また、台風の中心が移動すれば再び暴風域に入ることになるため、進路に注意して外出は控え、安全な屋内で過ごしましょう。

台風の雨風は、植物に悪い影響がある?

台風によって大量の海水のしぶきが植物にかかると、海水の塩分により、早く葉が枯れ始めることがあります。また、台風により海水が農地に流入すると、作物に被害をおよぼすことがありますが、真水を地下浸透させ、洗い流すことで、土壌中の食塩濃度を低下させることができます



高速道路で運転時は、「トンネルの出口」に要注意!

高速道路で車を運転中の場合、トンネルの出口では、トンネル内のほぼ無風状態から風が強く吹く外部へ出るため、ハンドルを大きくとられる危険があります。トンネルの出口に差し掛かったときは、きちんと減速できる準備をしておきましょう。


天気予報で使われる「風の強さ」の違いって?

天気予報の「やや強い風」は、風に向かって歩きにくくなる、傘がさせないほどの風の強さを指します。一方で「非常に強い風」は、何かにつかまるなどしないと転倒する人も出るほどの風の強さを指します。風の強さを判断し、あらかじめ外出しないようにするなど、適切な対応を取りましょう。

断し、あらかじめ外出しないようにするなど、適切な対応を取りましょう。

台風対策はなにをするの?

●家の外の台風対策
・窓や雨戸はしっかりと閉める。必要に応じて外から板を打ち付けるなどして補強する。
・排水溝や側溝は掃除をして水はけをよくしておく。
・鉢植えやゴミ箱など風で飛ばされそうなものは、飛ばされないように固定したり、家の中へ格納したりする。
・庭木や塀など風で倒れそうなものは、補強をしておく。
雨や風が強くなってからの作業は危険ですので、最新台風情報を確認し早めに対策を取ってください。


●家の中の台風対策
・窓や雨戸をしめ、窓ガラスが割れたときの飛散を防ぐために飛散防止フィルムを貼っておく。
・外からの物が飛んできた場合に備え、カーテンやブラインドを閉めておく。
・停電時に備え、携帯ラジオ、懐中電灯、ローソクなどを用意しておく。
・避難が必要になったときに備え、防災グッズや水、食料などを用意しておく。
・近所の避難場所と避難経路を確認しておく。
・市区町村が作成している「ハザードマップ」で危険箇所を確認しておく。

強風や浸水から身を守ろう

【事前準備】家の窓ガラスや雨戸を補強する

強風に備えて、家の窓ガラスのひび割れや窓枠のガタつきがないか調べ、窓ガラスにテープを貼るなどして補強しましょう。万が一、窓ガラスが割れたときのためにカーテン等は閉めておきます。雨戸にガタつきやゆるみはないか、家の外壁に亀裂等はないかなども台風の前にチェックしておきましょう。

【事前準備】家の周りにあるものを移動・固定させる

強風によって飛散する可能性のある植木や置物は、室内へ移動させましょう。室内へ移動できない庭木や塀には、支柱を立てるなどして補強を行います。瓦やトタンは強風で飛ばされると大変危険ですので、ひび・割れ・ずれ・はがれはないかを確認し、事前に修理を行える場合は、必要に応じて修理するようにしましょう。

【事前準備】床上の浸水対策をする

台風に伴い大雨や洪水が予想される場合は、浸水の被害を防ぐために、家財や家電等は高所もしくは2階に移動させるのが安全です。漏電や感電等を起こす危険があるため、家電等のコンセントは抜いておくようにしましょう。

【発災直後】車の運転中に台風に遭ったときはスピードを出しすぎない

車のスピードを出すと、横風の空気抵抗が高まり、ハンドルをとられやすくなります。トンネルの出口は、強風が吹く外部へ出るときにハンドルを大きくとられる可能性があり、また、山の谷間に架けられた橋の上や防音壁の切れ目等も風が強く吹くポイントなので、スピードを出しすぎないよう注意しましょう。

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