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地震から身を守るために家の中をもう一度確認

東日本大震災から10年が経ちましたが、今年に入り、各地で大きな地震が発生していることはみなさんもご存じでしょう。政府の地震調査委員会は、2月13日午後11時8分ごろの福島県沖で起きたマグニチュード(M)7.3の地震も踏まえ「岩手県沖から千葉県東方沖までの広い範囲で依然として震災前よりも地震が多い状態が当分続くと考えられる」と注意を呼び掛けています。

この地域では、今年3月6日までの約1年間に震度1以上の地震が震災前の約1.5倍にあたる469回発生しているとのことです。さらにマグニチュード7以上の地震は、2011年4月7日に発生したマグニチュード7.2の宮城県沖地震以来2つ目ということでした。調査委員会は「地震活動や地殻変動も元に戻っておらず、自然現象としての影響もまだ続いている」と話しています。

みなさんは最近の大きな地震を経験し、以前よりも地震慣れしてしまっているところはありませんか?このくらい大丈夫と思わずに、家で過ごす時間が多いこの時期だからこそ家の中の安全対策をもう一度確認しましょう。

家の中に逃げ場としての安全な空間を確保する

部屋がいくつもある場合は、人の出入りが少ない部屋に家具をまとめて置くとよいでしょう。それが難しい場合は、少しでも安全なスペースができるよう配置換えするとよいでしょう。また寝室や、子ども・お年寄りのいる部屋には極力大きな家具を置かないようにしてください。就寝中に地震に襲われると大変危険で、子どもやお年寄り、病人などは大きな家具の下敷きになるなど、逃げ遅れる可能性があります。

玄関や窓際などに物を置かない

大きな地震や火災発生の際も、外に逃げられるかどうかが命を守る重要なポイントとなります。玄関などの出入り口までの動線には、家具などの倒れやすいもを置かないこと。また玄関にもいろいろと物を置くと、いざというときに出入り口をふさいでしまう可能性があります。倒れやすい物だけでなく、背の低い物でも大きな揺れによって水平移動してくるということを忘れずに。

家具の転倒や落下を防ぐ工夫を

本棚やタンスなどは、なるべく壁面に接近させて置き、上部分をL字型金具で固定するか、家具の下に板などを挟み壁面にもたれさせるとよいでしょう。二段重ねの場合は、つなぎ目を金具で連結することも大切です。テレビはできるだけ低い位置に置き、金具やロープ、装着マットなどで下面、柱、壁に固定してください。食器棚も地震で扉があかないよう、金具を付け、万が一扉が開いてしまっても中の食器が飛び出すのを防ぐ飛び出し防止の棒などを設置するとよいでしょう。

最後に

わかっていても、なかなか進まないのが家の中の防災かもしれません。物がそこにあることに慣れてしまっていたり、気づくと家具のねじが緩んでいたり。我が家でも5年ほど使っている子どもたちの二段ベッドがありますが、だんだんと体も大きくなり、家具にかかる負荷も大きくなって、きしんだり、ガタガタいうことが多くなってきました。学習机もです。もう一度ねじを締めなおし、気持ちも引き締め直し、命を守る一つ一つの検証、行動を大切にしていこうと思います。それと、階段の隅につい、たたんだ洗濯物を重ねておいてしまうので(汗)それも今日からやめます!

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