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大雨災害について

今年は全国的に例年にない早い梅雨明けで、一気に暑くなり夏本番がやって来ました。
ただ、そこから同時に3つの台風が発生したり、線状降水帯の影響で九州から関東にかけて何か月分もの雨が降り続く現象が起こりました。
地球全体の気象傾向が変化していることはみなさんも耳にしたことがあるかと思いますが、温暖化の影響は極端な気温の上昇、雨の降り方、災害の発生に如実に表れています。

今回はこれまでの大雨災害や注意点について振り返ります。ぜひみなさんも、いつどこで起きてもおかしくないということをもう一度確認し、身も心も備えをお願いします。

大雨が降ると

一瞬にして多くの人命や財産が奪われてしまう「土砂災害」が発生する可能性があります。がけ崩れや土石流の発生を確認してから避難することはできません。日ごろから危ない箇所を確認し、近づかず、早めの避難をしてください。
平成26年8月豪雨では、広島県広島市で土石流が夜間に発生、大きな人的被害をもたらしました。

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中小河川は

中小河川は、大雨が降ると短時間のうちに急激な水位上昇が起こりやすい傾向にあります。雲行きが怪しい時、雨が降っている時は川に近づかない、見に行かないこと。
平成29年7月九州北部豪雨では、福岡県朝倉市の赤谷川、北川などで短時間で水位が上昇し氾濫が発生、人的被害をもたらしました。

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大河川は

大きな川で水が堤防を越えたり堤防が決壊したりすると、広い範囲で長時間浸水が起き、甚大な被害となります。

平成27年9月の関東・東北豪雨では、鬼怒川の氾濫で茨城県常総市のおよそ3分の1の面積が浸水し、その浸水がおおむね解消するまでに2週間を要しました。

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このような災害は今後も起こりえます。ハザードマップを参考にし、キキクルや指定河川洪水予報を活用し、「安全に避難できる早い段階で、避難開始を判断」することが重要です!

大雨がやんでも

大雨がやんでも土砂災害の危険は継続します。雨が弱まったりやんだりしても、それまでに降った大雨により多くの水を含んだ地面は、地盤が緩んだ状態が続き土砂災害やがけ崩れが発生する可能性があります。

また大河川では特に油断は禁物。川の上流で降った雨により、下流では遅れて増水するため、翌日になって水位が上昇することがあります。大雨がやんだ後も、時間差での水位上昇や川の氾濫が起こるかもしれないということを頭に入れておきましょう。

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令和元年東日本台風では、吉田川、阿武隈川、石田川、蛇尾川、都幾川、越辺川、久慈川、千曲川の7つの河川で大雨特別警報解除後に氾濫発生情報を発表しています。

避難した際、避難先から帰る前にも「自治体からの避難情報や気象情報を確認する」ことが大切です。危険な状況ではなくなったことを確認してから家に帰りましょう。

最後に

この機会に、雨が降った時の注意点、強くなるかもしれないこと、大雨に遭遇したらなど、ご家庭でお子様と一緒に非常時の行動を確認してみてくださいね。

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